腸内フローラの働きを良くするには時間を要することも?

腸内フローラを変えれば体の機能が向上して健康やダイエットに効果的なのだと、よく言われるようになりました。 腸内フローラとは腸内菌の集まりを指すのですが、これを変えるとはどういうことなのでしょうか?

理想の腸内フローラとはどんなもの?

ヒトの腸内フローラは、総重量1キロ、1,000兆個、300~1,000種類にも及ぶ腸内菌の集まりです。 これらがフローラ状(お花畑状)に広がっているわけですが、大別すると善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類になります。 腸内菌を取り出し調査した結果、ヒトの体に良い働きをする菌を善玉菌、逆に悪い働きをする菌を悪玉菌、どちらにも属さず、どちらかが優勢になるとそちらに加担する菌が日和見菌というわけです。 ちなみに、余談ですが細菌の研究者の中には、悪玉菌の中でも場合によってはヒトの体に良いことをする菌もいるので、3種類に分けるのは適性ではないのではないかという意見もあります。 話しを戻しますが、一般的には腸内フローラの良いバランスは、善玉菌が3割、悪玉菌が1割、日和見菌が6割が理想だそうです。 この状態のときに腸内フローラの働きが良く、ダイエットや健康に効果的だということのようです。

腸内フローラには個性がある

しかし、ヒトの腸内フローラは簡単に変えることはできません。 なぜなら、ヒトの腸内フローラは、これまでの食生活や生活習慣、生活環境、ストレス、遺伝などの影響を受けて長年構築されてきたものであり、人それぞれ個性が強いのです。 ですので、短期間で腸内フローラを変えることができる人も中にはいるのですが、それとは逆に、腸内フローラを変えるのに、かなりの長い期間を要する人もいます。 また、私たちの腸内フローラは、生後10ヶ月までの間でほとんどが決まると言われています。 この期間中に、おもちゃを口に入れるなどして腸に菌を入れることができた赤ちゃんはその後、免疫ができて腸内フローラの働きが良い人になります。 逆に、菌にあまり触れさせてもらえなかった場合、免疫が弱い・腸内フローラの働いが悪い人になってしまうのです。 ですから、このような様々な要因があるため、同じ対策をしても腸内フローラが良くなる人、なかなか良くならない人がいるわけです。

腸内フローラを変えることはできるのか?

腸内フローラには個性がありますが、変えることは可能です。 それには、腸内菌が元気になるエサ、つまり食物繊維やオリゴ糖、発酵食品を積極的に摂取すること、生活習慣を改善したり、ストレスを解消したりすることが必要となります。 また、善玉菌も摂取することです。ヨーグルトや乳酸菌飲料に含まれる善玉菌は、腸に届けば腸内菌として働くことはなかなか難しいですが、これも腸内菌のエサになったり、働きを良くしたりします。